経済人クラブも昭和22年発足から平成28年で69年を迎えることになりました。
これまでの長きに亘る各位のご厚情に心より感謝申し上げます。

70年近く続けて参りました経済人クラブですが、本大会(ファイナル企画)をもって一旦その歴史の幕を降ろさせて頂くことに致しました。
戦後の混乱期に産声を上げ、日本の復興再建を願い創られた情報交換の場でした。
京都の地で戦後日本の歩みと共に70年近い歳月を重ねることができたのは感慨深いものがあります。これまで経済人クラブに関わって頂いた多くの皆様に心から厚く御礼申し上げます。
本当に有難うございました。

歴代講師の締めくくりを、政界に新風旋風を巻き起こし、引退後もその動向が注目の的となっている政界の風雲児 橋下 徹氏 (前大阪市長)にお願い致しました。
橋下氏の講演は政界引退後 京都では初めての講演会となります。大いにご期待ください。
各位におかれましては大変ご多忙のことと存じ上げますが、ファイナル企画にご参加賜りますようお願い申し上げます。

これまで長きに亘り支えて頂きました全ての皆様に心から感謝申し上げます。
本当に有難うございました。

平成28年3月吉日
経済人クラブ
代表世話人 畑本 久仁枝


真の経済人の育成する、友と研鑽の場として


◎「伝統」にとらわれないフランクさで運営されています。

伝統を重んじるのが京都人なら、その伝統を思いきりよく捨て去るのもまた、京都人だと思われます。私たち「経済人クラブ」もまた、この意味での京都人でありたい。年齢、経歴、業種、事業の大小などは、一切不問。志を同じくする者同士のフランクな付き合いこそ、真の経済人にはふさわしい。

◎豊富な人脈による、情報交換・異業種交流の場です。

同業種の業界団体・親睦団体では、お互いの情報も似たり寄ったりになりがち。その点、「経済人クラブ」では、発足当時から、多彩な会員の相互交流を重視してきました。各界有識者を交えた豊かな人脈を通じたクラブは、有益な情報交換の場。異業種交流やビジネスチャンスの発見にも一役買います。

◎共に語り、集い、笑う。多彩な行事が待っています。

例会では、著名なゲストによる講演のほか、会員による手づくりの集いも開催。見学会なども交え、会員の見識教養を高める機会が数多く設けられています。もちろん、メンバーの親睦を図るための行事もさまざま。年数回の親睦会をはじめ、クラブ旅行やゴルフコンペ、機関紙発行など多彩です。


◎なぜ今、「経済人なのか」「経済人クラブ」なのか

「経済人クラブ」へのいざない

「経済人クラブ」の発足は、実に太平洋戦争終結後の昭和22年にさかのぼります。
当時、占領下にあった日本は、文化国家としての再生を模索している最中であり、その様な時代の中、京都こそが日本の先頭に立つべきではないか―そんな熱い思いを秘めた七人の同士たちによって、最初の1ページは開かれたのでした。
以来半世紀以上「経済人クラブ」は、「経済人の同志的交流」と「会員相互の知的交流」を掲げつつ、日本の政治・経済・文化および地域社会の発展のため、努力を重ねてまいりました。政官財界を始め、各界の有識者を招いての例会は、その存在意識をこれからも高めることとなるでしょう。
おりから、21世紀を迎え、内外の情勢はいよいよ混迷の度を深め、新たな対応を要する事態も相次いでおります。この様な時期にあって「経済人クラブ」は、今こそ結成の初心に帰り、これからの日本について、経済について、さらに個々の企業活動について、幅広い交友を通じて研鑽を深めたいと考えます。
又、日本の文化の中心であり、独自の経済活動を続けてきたこの街の先人に学びつつ、京都の、日本の、新しい経済人育成に努力する決意です。
元来、「経済」の語は「経世済民」に由来し、そこには「世を治め、民を救う」の意味が含まれると聞きます。真の経済人とは、まさにこのような志の有無によって測られるべきものではないでしょうか。
ここに、古都に縁あるすべての実業人に対し、「経済人クラブ」への結集を呼びかけ、志を同じくする経済人の参加を訴えるものです。



経済人クラブ

代表世話人:畑本 久仁枝

世話人:小林 達弥(小林企画事務所)